令和5年度筑波大学情報学群情報科学類編入受験体験記

入試成績を開示したので追記しました(2023/05/13)

筑波大学情報学群情報科学類に合格したため、備忘録も兼ねて作成いたしました。 友人のgunjouくんも受かっていたようです↓

twitterは@kotaro_sakataがありますが、不健全な運用をしている上ツイートをしないので、@torakotaneko←鍵垢のフォローをおすすめします

cobaltbluesky.hateblo.jp

スペック

久留米高専制御情報工学
席次 3年 15
   4年 15
TOEIC 630(9月)→745(3月)

併願 久留米高専専攻科 合格

勉強について

2021年9月 TOEIC1回目
2022年3月 TOEIC2回目
2022年5月 専攻科入試
2022年7月 筑波入試


筑波のいいところは数学とプログラミング&TOEICしか受験科目がないところです。
自分は趣味でプログラミングをやっていたので、実質数学とTOEICだけじゃんっていうところで受けやすかったというのがあります。


最初に勉強をそろそろやらないとな、と思ったのは4年生のころです。そういうわけで4年生の早いうちに徹底研究は買っていたものの、特に熱心にはやってなかったです。

本腰入れてやり始めたのは夏からで4年9月にTOEICを受けましたが、そのときは専攻科にもTOEICいるしな、という気持ちだけで別に筑波を受けようと決めているわけではありませんでした。あらかじめネットで良いと聞いた公式問題集を2つ買って何回もやって本番受けました。

TOEICが終わってからは(何故か)機械学習の勉強をしていました。そのため4年の夏は数学に全く手を付けず終わってしまいました。


やろうやろうと思ううちに年は明け、学年末考査が終わった2月上旬からTOEICをやる予定でした。しかしここで痛恨のコロナ感染で1週間ほどダウンし、3月のTOEICのための勉強を始めたのは2月の終わりごろからでした。

そういうわけでまじめに数学の勉強を始めたのは3月のTOEICを受けたあとからで、まずは編入数学徹底研究を埋め始めました。


5月末に専攻科入試があったので、5月は数学以外の専攻科に必要な専門教科もやりました。論理回路、プログラミング、アルゴリズム、電磁気、制御工学といった科目ですね。


6月になってから、問題演習量を増やそうと思い、編入数学過去問特訓を買いました。
過去問を入手したのは入試4日前(?)です。今年は過去問がさほど役に立たない問題だったので良かったですが、志望しているかたは早めに入手しておきましょう。

前日&当日

前日19時頃につくばのホテルに到着しました。 ホテルに着くまで、様々な媒体で元首相の銃撃ニュースばかり見ていたので、受験前とは思えないモチベの低さがそこにありました メンタルもさほど良くなかったので、22時頃にはベッドに入ってゴロゴロしていました


当日は朝の6時半に起床し、朝食を買いに行くついでに筑波大学の下見に行きました。 公園あるしこっちやろって真っすぐ進んだら90度違う方向に進んでいたので、大学の下見はマジで大切です。 時間があったのでロケットを公園で眺めていた覚えがあります


集合時間の30分くらい前には受験会場についていました。受験人数が200人を超えていることは知っていましたが、いざ自分が受験会場につくと沢山の人がいたので、正直ビビっていました。

問題1 4割

相加相乗平均使う問題、(1)は解けましたが、(2-1),(2-2)は放置して先に進みました

問題2 10割

状態遷移図を行列としてみて色々する問題。全体的にそんなに難しくなかったです。逆行列とか対角化とか面倒臭かったですがちゃんと検算をして確認しました。

問題3 7割

文字列を二分木で符号化する問題 (1)からエントロピーが出てきて、情報理論エントロピーを扱ったばかりであった僕はプログラミングでエントロピー??ってなってびっくりしました

問題4 6割

オイラーの分割恒等式を確認する問題 知らん。簡単なIF文とかもあったので解けるところだけ解きました


ここまで来ると皆さんなにか感じると思うんですが、明らかに取れてないです。TOEICは満点換算だと思いますが、とはいえこんなにボロボロだと落ちただろ、と思いました。

受験後

受験が終わったあとはつくばエクスプレス等色々乗って(何に乗ったか忘れた)神保町に行きました いろんな中古書店がある場所で楽しいのでおすすめです

使った参考書

編入数学徹底研究

よくあるやつです。難易度的にもめちゃめちゃ難しいということはないので、最初にやりましょう。 honto.jp

編入数学過去問特訓

二番目に解きました。自分はA,B問題のみを解いていきましたが、正直難しいなあと思いながらやっていました。演習量を稼ぐのにおすすめ。 honto.jp

TOEIC公式問題集8,7,5

6が抜けてるのは近くの本屋になかったからです。新しい(番号が大きい)やつから買えば外れはないと思います。 自分はひたすらリスニング音声を使ってdictationしていました。具体的には2月末から3月20までの3~4週間毎日やっていました。音声聞いて書くだけの単純な作業ですが、これをやるとやらないときより明確に聞き取れるようになるので、リスニングの成績が上がりました。

honto.jp

プログラミングコンテスト攻略のためのアルゴリズムとデータ構造

某界隈で螺旋本って呼ばれてるやつです。 知らないアルゴリズムを眺めてこんな感じで実装するんだなあって思うぐらいにしか使いませんでした。

honto.jp

開示した成績

なんですか、これ

coinsのボーダーは例年240だと言われているところではありますが、それを遥かに下回る209点で合格していました。もちろん今年の問題は難しかったとはいえ、封筒を開けたときはとても衝撃を受けました。
今後筑波大学情報学群編入学試験を受験する人は、あまり参考にしてほしくはないですが頭の片隅にでもとどめておくといいのかなと思います。

おわりに

未だになぜこの勉強量とモチベで合格したかよくわかっていませんが、合格したらからには頑張っていきたいと思います。

久留米高専専攻科について

最後に申し訳程度に久留米高専専攻科の受験についてまとめていきます

受験科目は数学&専門科目&TOEICで、専門科目は(制御工学、論理回路、データ構造とアルゴリズム、プログラミング、電磁気のうちから4問選択)です

久留米高専の専攻科入試は明示されていませんが得点を確認することができ、周囲複数人で開示した結果によると、715点を100点満点とする換算がなされているようです。


もちろん今回はそうというだけで変わるかもしれないので、鵜呑みにするのはまずいですが、久留米高専で筑波を志望するような学生ならTOEIC730以上取っていれば困ることはないでしょう。


ちなみに席次も換算されているようなので成績は良い方がいいですが、たかだか10数点程度の差なので、それぐらい乗り切ってやらァという気概があるなら別に席次が悪くても大丈夫です