推しの顔がいい
ァァァァァァァァァ カワイイネ
この表紙は赤坂アカさんが描かれたんですね。かぐや様は告らせたいの人です。僕はあまりジャケット買い?しないタイプなのですが、この作品は表紙で買いました。
ハードカバーなのでしっかりした素材です。
この記事は、KNCT ProLab Advent Calendar 2020 2日目の記事です
作品紹介
この小説は短編集でいろいろな作品が載っているのですが、好きな作品は表題作の「なめらかな世界の、その敵」です。
乗覚という感覚が存在する世界のお話です。細かい事言うとネタバレになりそうなので説明を放棄しますが、1ページ目から驚きの連続である、ということを言っておくべきですね。世界の常識についていくのは難しいです。
ちなみにこの作品はめっちゃ百合です。
ついでに他の作品も紹介しておくと、ゼロ年代の臨界点という作品は、嘘文学史。この世にあり得たSF小説の歴史を描いています。
美亜羽へ贈る拳銃、この作品の題名は、梶尾真治「美亜へ贈る真珠」のオマージュであり、伊藤計劃の「ハーモニー」の登場人物、ミァハにもかけられています。結婚するときに相手を愛する注射を打ち合う世界のお話です。
ホーリーアイアンメイデン、僕は何故かこの作品についての記憶がないので、よほど苦手だったのか何なのかわかりません...
シンギュラリティ・ソヴィエト、米ソ冷戦時代、現実では宇宙開発競争が発生しましたが、この作品ではソビエトが人間を超えた計算機を発明した設定です。いわゆるディストピアが好みの方にはおすすめの作品ですね。
ひかりより速く、ゆるやかに、ある時間に取り残されてしまった人と、普通に生きている人とのお話。この作品はなかなか青春している作品なので、青春に飢えた人は読みましょう。